皆様、素敵なカーライフをお過ごしでしょうか?
今回はエンジンを始動するのに必要なバッテリーについてお話させて頂きたいと思います。
バッテリーの性能は主に、電圧、容量、始動性能(CCA)、内部抵抗などで評価されます。
電圧はバッテリーとは2Vのセルが6個直列に配列されており12V以上の数値が求められます。
劣化し、内部抵抗が高くなると電圧が減少しエンジンが始動できなくなります。
容量はAh(アンペアアワー)で表されます。
50Ahであれば10Aの電流を5時間流せる性能です。
CCAは「Cold Cranking Ampere」の略でエンジンを始動させる性能基準値です。
-18℃で30秒後の電圧が7.2V以上保てる限界の電流値を表します。
SOHは「State of Health」の略で、健全度や劣化状態を表す指標です。 初期の満充電容量(Ah)を100%とした際の、劣化時の満充電容量(Ah)の割合です。
つまり、劣化時の電池がSOH 50%となった場合には、満充電の状態にしても初期の半分の容量しか持たない電池になっていることを表します。 似たような略称ですが、全く異なるものですのでご注意ください。
SOCは「State Of Charge」の略で、充電率または充電状態を表す指標です。
満充電状態を100%、完全放電状態を0%と定義しています。たとえば、満充電容量が2000mAhの電池で、
満充電から500mAh放電を行った時、その電池のSOCは(2000-500)/2000×100=75(%)となります。
皆様が気になるバッテリーの寿命ですが、基本的に「2~3年」が目安とされております。
特に最近のバッテリーは始動不良の前兆が無く、急にエンジンが掛からなくなる事が多くなっております。
不意の始動不良になってしまう前に、定期的なバッテリー交換を推奨いたします。
現在サービス工場はございませんが、バッテリーの交換はその場でお待ちの間に作業が出来ます。
在庫の状況により、部品のお取り寄せが必要になりますのでご来店前にはご予約をして頂ければと思います。